オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
ひと試合終えると流石に辛くて
息も上がっていて、
体育館の熱気もあって、
ちょっとクラクラした。

「…続けられるか?」

航星が聞いてきた。


「…んー、ちっとしんどいな…」

「わかった。」

航星は先生のもとへ向かい、
事情を話して試合を辞退した。

「許可下りたよ。
千洋、座ってな。」

「おおきに、航。」
俺はそれだけ言うと、
壁際にもたれるように座った。
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