悪態少女の恋物語〜運命の人を見つけてください〜
九章



真守side


「理緒!!」




理緒を追いかけようとした颯太たち。



「待て。」




俺はそれを制する。




「なんでですか」




颯太は俺を睨む。



こいつに睨まれる日が来るなんてな。






「話をしに来たんだろ。俺もお前らに話がある。上がれ。」




そう言うと渋々こちらに歩み、

すぐにその歩みを止めるこいつら。




その視線の先には、
さっき理緒にめっためたにされた
どっかの族のバカども。



玄関は血だらけで、

男が3人も倒れてて




こんなに殴られた痕があれば、


そりゃ足も止まるか。
< 104 / 343 >

この作品をシェア

pagetop