悪態少女の恋物語〜運命の人を見つけてください〜



理緒side



「〜♪〜♪♪」


鼻歌を歌いながらベッドの上で
プリクラを眺める。



今日は一日楽しかった。




大好きな皆と一緒にいれて。



「おい理緒ー」




ふと、お兄ちゃんの呼ぶ声が聞こえた。




「お兄ちゃんどうしたのー?」



トタトタと、一階へ降りていく。



「一緒に酒でも飲むか?」



今日は未来さんは、実家。
月に一週間は実家に帰っている。



だから今日はお兄ちゃんと二人なわけで。


…きっと寂しいんだろうなぁ。




「いーよ!あたしもうお酒飲めるしー」
「まだ飲んでいい年じゃあねーけどな?」



あ、そーだった。と、
お兄ちゃんとクスクス笑いあっていると。





ピンポーン





インターホンがなる。



こんな夜に誰だろう?


「あ、未来さんかな?早めに帰ってきたとかー?」

「とりあえず夜だし、俺が出るよ」




お兄ちゃんが玄関に行く。

その後をススーっとついていって
ひょっこひと覗いてみてると…
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