我ら!恋愛探偵団
ナカマが出来ました。




キーンコーンカーンコーン




聞き慣れた、チャイムの音がする。




「ごきげんよう」




「あら、今日もお肌の調子がいい事ね」



「あら?あなたも良くってよ?オホホホホホホホホホホホ」




ここは、都内では有名な高校。
お金持ち、モデル、芸能関係の高校生が通う場所である。




そんな、中、私の存在は場違いかもしれない。





「今日もくっらーい…」



「ほんとよね〜…」




ヒソヒソと、さっきまでお肌の話をしていた女子たちが話しているのが聞こえる。




私、中川紗良(なかがわさら)は、黒縁眼鏡、今時珍しい膝下スカート、黒髪ボブショート、友達なんていやしない。




あれだけ、ここに進学は嫌だと願っていたが偏差値が高い高校でもあるため、母が絶対に通いなさい!と念を押されてしまったのだ。




入学して、1ヶ月。





とっっっても過ごしにくい。




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