WHY
母親から



「あんた、なんかしたの?全くもう関係ないひとなのにねぇ~。。」



って、つい最近まで崇拝していたじゃないの…



といいたかったかが止めた




面倒な言い争いは避けたかった。




「いやまだだよ、いまからする。」




といって、ひとまず自分の部屋に入った。




考える余地もなかったが、これで電話しなかったら、




家に来る可能性だってあるし、何をしでかすか分からない。




考え余地はない。




行動あるのみだった。




電話口にたった、幸い母親はお風呂に入っており



リビングは人も居なかった



学校の前の部活の連絡網の一番上の、四角に囲ってある



”あいつ”の番号を、思い指で押した。




何度かコール




「はいもしもし。」




あいつだ




「あっ、湯沢ですけど、何か連絡をもっらったみたいで…。」




「おぉ~急で悪いなっ!明日、新横浜で待っているから、時間を作ってくれ。



そうだなぁ~丁度昼にまっているからなっ、あれだろ、明日部活ないんだろう?



よろしくなっ」





ツゥーツゥー




切れた




いつでも、そうだ



自分の欲求を満たす為にそうやって、遠まわしに一見優しそうに言い放つ姿勢が



気に入らない。。



でも、これは放つ時が出来ない、呪縛みたいなものだ




静かに受話器を置いた



ほぼ会話0の電話なんて…




明日は、何もしたくなかったのに…




悔しさだけがこみ上げて、




何度も何度も、壁を殴った




しまいに、ベランダに出て、飛び降りてしまおうかとも



思った



いや、本当にそうなればいいとおもった




自分には平和が訪れない




一体いつになれば…




深い夜は静かに過ぎていくのに…
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