WHY
~しょうちん…~
  結局、”あいつ”は身辺整理でこの休み期間中で荷物をまとめていた所に



 自分は運悪く、出くわしてしまったということだった。



 どこまで、運が悪いのか。そんな奇遇さへもうらんだ。



 最終は自分を恨むんだが。


 車のドアを開け、乗り込む時、



 ちょうどそのときに、後ろから声がかかった。



 久下先生だった。



 良かった。助かった。必死で懇願する、目線を送り、先生も感じとってくれたみたいだ。




 「お前、何やっていたんだ。ずいぶん探していたんだぞぉ~!」




 「ごめんなさい…友達としゃべっていた。」




 嘘の演技をしてくれて、とても嬉しかった。





 「あれ、どうしたんです、嶋田先生。といってももう先生ではありませんが…」



 「ええぇ、身辺整理をしていて、ちょうどこいつに出くわしたので、駅まで送ろうかと…」



 「そうでしたか、私と一緒にこれから試合のメンバーきめをしなくてはならなくて。

  いいですか?」

 
 助かった。本当に助かった。ありがとうと、大きな声で叫びたかった気分だ。



 確実に、またいつもの調子で、つれられて、私は人形の様になってしまったいるところだった。




 「それじゃあ、お元気で…」

 


 車は立ち去り、いつまでライトをつけずに走る車が妙ににくく思え、怒りさえわいてくる。




 その怒りを相手に、伝えることも出来ない自分の弱さも一緒に。
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