夢道


文字は記号のような、

外国の文字のような、

そんな字で書かれていて

何が書いてあるのか

全然分からなかった。


「どうやって読むんだろう…?」


私は文字を見つめながら

考えている時に、

昔のことを思い出した。


それはロイさんが

私たちに教えてくれたことだった。




--------------



「これが俺が作ったロイ文字!
すごいだろ~!」


ロイは自慢そうに

ノートに書かれた内容を

私たちに見せてきた。


記号などでつづられた

その文章と言えるのか分からない、

文字の羅列を見ても

私たちは何とも思わなかった。


< 30 / 160 >

この作品をシェア

pagetop