残り10cmの恋



でも、輝の顔色が気になってしまう。



ひとみに惚れちゃうかな…。




「ていうか、本当に竜は?!」



私がそんな心配をしているとは思ってもいないひとみが、私の肩をガクガク揺らしてくる。



「あ、いるよ、竜」



輝が、なぜか中庭の方面から歩いてでてきた。



いつもなら、「竜ー!」って呼ぶんだけど…。





代わりに、ひとみが「竜ー!」
と呼んだ。

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