本気の恋をしようじゃないか《加筆修正版》
ファーストキスだった。
まさか私がキスするなんて…私の心臓は飛び出ちゃいそうなほどバクバクしていた。

「お願いがあるんだ・・・」
私と小牧くんの距離は変わらず近い距離だ。
突然のキスの後にあるお願いが何なのか何も考えられ余裕がなく私は首をかしげた。
「もう一度・・・今度はちゃんとした・・キスしていい?」
あまりにストレートなお願いにどう答えていいのか返事に困ったが、大好きな人とのキスを嫌がる人がいるだろうか。
だから・・・・返事の代わりに私は再び目を瞑った。

そして再び小牧君の唇と私の唇が重なった。
唇を重ねるだけの行為だと私はずっと思っていたから小牧君の言葉の意味がよくわからなかった。
「口開いてくれる?」
小牧君の吐息まじりの声に私は言われるがまま口を微かに開く。
すると私の口の中に小牧君の舌が入ってきた。
驚きのあまり身体はガチガチになる。
片方の手は小牧君のブレザーの裾を掴んでいたが小牧君が私の口の中を探る様になぞると全身の力が抜け
裾を掴んでいた手が離れる。
息もうまく出来ない・・だけど小牧君は動きを止めようとしない。
私の舌は小牧君の舌で弄ばれ私はそれについていくのに精一杯だった。
これがちゃんとしたキスならさっきのキスはなんだったの?
息は続かないし呼吸はうまく出来ない。
どうしたらいいの?
私が小牧君の腕を叩き訴えるとやっと唇は離れた。

「めっちゃエロい」
いやいやエロいのは小牧君あなたです。

と言えるほどの余裕などなく全身の力が抜けた。

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