本気の恋をしようじゃないか《加筆修正版》
そして現在
小牧君とのことを3分の2ほど説明を終えたところ。

「ごめん。私、てっきり杏奈はまだバージンだと思ってた」
「そう思って当然よ。だって女としての魅力はゼロ。小牧君は、面白半分で私と付き合ってたんだよ。
「魅力がない訳ないじゃん!杏奈は自分のことをわかってない」
美和は強く否定するが、あの時の事を思い出すと悔しいやら情けないやら……
でも心のどこかで私は小牧君の事を忘れられなくなっていた事をさっきの再会で思い知らされた。
だってなんとも思ってなければ普通に接することができたはずなんだもん
「でもあの言い方だとそうは思えない気がするんだけど。」
「そんなことない!だって・・・私見たんだもん。」
「何を?」
今思い出しても胸がキリキリする。
「城田(しろた)さんとエッチしてるところを・・・」

美和と美和の彼の浅野さんは目が点になっていた。
「それ本当なの?」
私はゆっくり頷いた。
「で?その城田って女何者なの?」
「小牧君ってクラスでも人気があって、いつも周りに友達が集まってた。男の子はもちろん、女の子も。その中でも特に城田さんは特別だったの。すごく可愛くって男の子にも人気があったの」
「いるよね?そう言うこ子」
美和はうんうんと頷いた。
「城田さんは平気で小牧君に好きだとか付き合ってって冗談とも本気だとも思えるような態度で小牧君に接していたの。クリスマスも用事があるって言って断っている小牧君にしつこく誘いをかけてたしね」
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