結婚しても恋愛中だもん

勇くんのお荷物

運ばれてくるダンボールのなかで、
一つ気になる箱。

つたない字で、たからものって
これ?卓くんのかなぁ?
でも、何か字がうすくなってるし。


私をベットに寝かせ、
今から…。
やっぱり聞いてみよう!


「勇くん?古いダンボール箱があったけど、何か知ってる?」
「彩、大人の時間だろ〜。」
「ねぇ?」
「仕方ねぇなぁ。あれは、俺の子供の頃
集めた、がらくた。捨てられなくて
持ってきた。」
「見たーい‼︎ 今から…開けてみよう?」
「はぁー?そのうち!」
「嫌!見たい‼︎」
しつこい彩。
クローゼットの奥から出してきた。

ビリビリっと、テープを剥ぎ。
彩がキラキラした目で覗き込む。

「なにこれ〜!可愛い!いや〜ん
勇くんの写真!あっ!おもちゃの時計!
キャキャ言って!
「なんだか、勇くんの子供時代が想像できる!うれしい!」
「もう、おしまい!あとは、今度!」

強制終了。…。残念。
勇くんが会社に行ってる間に。
見ちゃおう!
< 111 / 136 >

この作品をシェア

pagetop