結婚しても恋愛中だもん
その夜、どこで調べたのか?
スマホがなった。「もしもし!俺だ‼︎」
「俺って誰ですか?」「夏川…。」
「明日、ホテルシーズン迄来い!」
ガチャ。勝手に切れた。
なんだか気乗りしない…。でも、仕事する訳だし、今後の事もあるし、」
モヤモヤした気持ちのまま、
身支度を済ませ最寄り駅から約束の場所に向った。
ホテルのロビーに入ると、シルバーの淵のメガネをかけて、グレーのVネックの
セーターに黒のパンツスタイル。
遠目でもカッコ良さが溢れ出す彼。
ドキドキしている自分に戸惑う。
「すみません。お待たせしました。」
「あっ…いや、大丈夫。さぁ行こう。」
さっと私の手を掴み、奥のレストランに
入った。
「ここのデザート最高なんだ。見た目もそうだけど、想像を掻き立てる味。」
あまりの美しさに、宝石箱の中を覗いている見たいで、声を失うくらい衝撃だった。
沢山、堪能して「勉強になりました。」
ペコっと頭を下げた。
「いや…。」なんだか照れてる見たいで
「ふふっ」笑ってしまった。
「なんだよ。そんな顔すんな。」
「だって、俺様かと思ったら、本当は、可愛い所あるんだなぁ〜って」
「可愛いって…。俺年上だぞ!」
「だって…可愛いんだもん。」
「あ〜。ヤバイ。」

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