結婚しても恋愛中だもん
さぁ!出来た!
「卓!あやめ!お夕飯だよ!お片づけして手を洗ってね!」
「は〜い」「あい!」

スタスタっと2人が席に座り
「さぁ!召し上がれ!」
「頂きます!!うまそ!」
「うましょ!」
「ふふふ!沢山食べてね」

ガチャ。
「あれ?いつもならチャイム鳴らすけどどうしたのかなぁ?」
「勇くん!お帰りなさい。」
「あ〜。」「どうしたの?疲れてる?」
スーツの上着を受け取ろうとした
「自分でやるからいい!!」
「勇くん…。」
クローゼットに行ってしまった。

「パパ〜!」「あやめ〜!ただいま!」
「オヤジ。お帰り。」「おっ!」

なんだか私にだけ冷たい…。

食事を終えてしばらくすると、
あやめとお風呂。
楽しそう。
続けて、卓ちゃん。

片付けを終わらせ、お弁当の下ごしらえをして、私も、お風呂へ。

「気持ちよかった〜。」
「勇くん?ビール飲みますか?」
「いらない!今、仕事してるから。」
「はい…すみません。」

一人寝室へ。

私…。何かしたのかなぁ?
考えても答えなんて見つからない。

だんだんと切なくなって
涙が溢れる。

「うっうっ、ぐすん。」
バタン。
ドアが開き勇くんの姿。
するっと、ベットに入ってきた。
私が泣いていることに気づいたみたい。

「彩…。泣かせてごめん。」
頭を撫でられる。
くるっと振り返り抱きついた。
「勇くん…。なんでそんなに不機嫌なの
私…何かした?うっ、ぐすん。」

「実は、今日、取引先で彩が蒼甫と
仲良くアイス食べて、イチャイチャしてるの見た。何か、イライラして。頭にきて…。」
「えっ?見かけたなら声かけてくれたら良かったのに。」

私は、いきさつを話した。
「クソ…。」頭を抱えて項垂れた。
「いい大人が…。嫉妬して…。」

「勇くん…。嬉しいよ?私を好きでいてくれるんだって…。」
「バカ!俺は、彩しか見てない。
彩を誰より、愛してる。他のヤツに
笑顔なんか見せるなよ!彩の笑顔は
俺のだ…。」
「ゆう…くん?すきよ。私だって勇くんが他の女の人と会ってたら…嫌!!」

俺の腕の中にすっぽり入ってきた彩。

「彩〜。抱いてもいいか?」「うん…」



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