結婚しても恋愛中だもん
幸せのかたち
「おやすみなさい。」「おやちゅみ」

「おやすみ。卓、あやめ、」

二人がベットに入った。

俺達は、ソファーに座り、
「勇くん?コーヒーでいい?」
「あ〜。サンキュー。」
コトン、とサイドテーブルにカップが
置かれた。

「彩…。話があるんだ。」
「何?どうかしたの?」

背中越しに隠していた封筒を差し出す
「開けてみて。」「うん…。」

恐る恐る、中を見た。

「勇くん!これ!えっ?」
「俺達の家。これから彩の好きな
デザインでキッチンなんかを考えて?」

「いつから?進めてたの?」
「あやめをお腹に授かった頃かなぁ?」
下を向き、
彩の身体が震えてる。

「彩?」
「勇くん…。ありがとう。うれしい…。
すごくうれしいよ〜。うえ〜ん。」
涙が後から後から溢れる。

「卓ちゃんがね…。」
優しい卓ちゃんの心を知って欲しくて
私に話してくれた事を伝えた。


「…。あいつ。知らない間に大人に
なったんだな。」
勇くんが、天上を見上げた。
勇くんの目に光るもの。
私を抱き寄せて、勇くんが呟いた。
「俺達の幸せのかたちだ。」
私を抱きしめて、にっこり笑った。

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