色えんぴつ
鬼ごっこしましょ
また負けた。


いつも鬼ごっこのじゃんけんは負ける


「いーち、にーぃーさーん…」


舞う葉のように友達が散っていく。


…10秒が過ぎた。そろそろいいだろう


「タッチ!捕まえたーっ!」


最初に捕まえたのは幼なじみの悠


「…やっぱり加羅には叶わねぇな…」


そう言って君はいつも苦笑いしていた…


ーピピピピピ…


耳障りな目覚ましの音を止めて起き上がる


そしてベッドのすぐ傍に飾られてる写真をその日の一番最初に見るのが私の日課


その写真には幼い頃の私と…悠



ーあの頃から早8年。私達は高校生になった。周りはどんどん変わっていった


でも、今も昔も変わらないものだって沢山あると思うんだ。


まぁ、現に私の感情も変化してないし。


ーふと、空を見上げた。


雲一つない青空ー…


…ねぇ悠、また君とあの時みたいに鬼ごっこしたいな


足の速さは君がとても速くて絶対私は追いつけないけど…


必ず君を振り返らせてみせるよ。


そして、捕まえるんだ。あの時のように


心にふっと浮かび上がる淡い桃色


色鉛筆で薄く、薄く描いたような色。


私の心の中はあなたで一杯なんだ。


思い出すと胸が少し苦しい。


会って話すだけで、ストレスなんて吹っ飛んでしまう。




いつかこの気持ち、伝えたいな









初めての作品なので色々おかしいところがあるかもしれません…

これから不定期で更新していきます!

よろしくお願いします




















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