アイドル様の秘密【上】
こんな状況でも私はまだ自分のことだけを考える。
優翔のことなんて考えない自分が怖い。
離れたくない。そう思ってしまう…。
ダメだよ…。決めたんだ。
優翔と離れて、別れて…違う道に行かないといけないって…。
灰夜のそばで…灰夜を支え…六条寺組を守ることを…。
そのためには…今、愛しい人を手放さないといけないって…。
あんなにも覚悟を決めたのに…っ…。
いざ、その時になって優翔に抱きしめられて…触れられると揺らいでしまう…。
弱いな…。