家族という名の宝物

祭り


祭り当日。

「桐!お待たせ」

「ハハッ待ってないよ。」

そういってわらう桐にドキッとした

「じゃあいこ。ん。」

桐が手を差し出してきた。
?何か欲しいのかな

「…なに欲しいの?飴?」

「…ちがう」

?じゃあなに?

と思ってると

!桐が手を握り、歩き始めた。

「手を繋ぎたかったの。」

「////」

「顔赤いよー?」

「むぅ…あっ!りんご飴!」

「食べたいの?…おばちゃん、一つちょーだい」

「え⁉︎お金は自分ではら…
「いーの。こういうのが彼氏の役目。」

彼氏…
なんかくすぐったい。

「ほっほ。いい彼氏さんじゃねぇ。
彼女さんもべっぴんさんで。ほれ
1本サービス」

「ありがと。おばちゃん」
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