眠らぬ場所で会いましょう
その葛藤は翌日の夕方まで続いた。





次の信号を曲がれば家、真っ直ぐ行けばコンビニ。






…自分は、どうしたい?…





自然とハンドルは、直進車線へ向かっていた。






車を停める前に、入り口をチラッと見る。






いた… かも。





車を降りて、中へと急ぐ。





「いらっしゃいませ〜」




声をかけてくれたのは、もう一人の子だったけど。




レジでお客さんの相手をしてる、彼がいた。





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