君がくれた元気。
高校1年生


朝起きると、窓がガタガタと音をたてて揺れていた。
少し風があるみたい。
クローゼットにふと目をやると、高校の制服が顔を出す。
私は、この制服を着るのをどれほど待ったんだろう。
受験勉強の日々を思い出すと、なんだか涙が出てきそう。
髪型を入念に整えて、リップを塗って、いい匂いのするハンドクリームを塗って…。
私は、全てに女子力を注いで朝のしたくをした。

だって今日は入学式だから!








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