<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下
あ、いた。
案の定、竜輝は龍陽倉庫の外で壁に持たれかかったまま煙草を吸っていた。
紀「竜輝?そろそろ浪駕に行かないと」
私は竜輝に近づいてそう言った。
でも、竜輝はこっちへ見向きもしない。
紀「…竜輝?」
するとピクッと耳が動いた。
しかし、それ以外動く気配はなかった
。
……どうしたの?
首をかしげながら私は竜輝の傍まで足を進めた。
私が傍まで来たのがわかったのか、今まで閉ざしていた口をゆっくりと開き始め、こう言った。
竜「なぁ…」