<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下






紀「とにかく、私1人でやるから。誰も手伝いはさせない。これは総長命令。分かった?」





総長命令。その言葉は壁を作ってしまうから嫌な言葉なんだけどこれ以外辰喜を止める方法がない。





案の定、辰喜は黙る。







何か、悔しいようだ。






でも・・それは皆のため。






紀「別に、頼りないとかそういうわけじゃないから。・・ただ、私は皆の命を守りたい。総長としても、個人的にも。」








辰「紀優はいつもそう。自分の命がまるでどうでもいいみたいに。俺にも・・俺らにも総長を守らせろよ」








その声は、凄く低くて、怒ったような声だった。








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