不都合と好都合
あの時の行動は橋川の性格を知っている雪にしてはマイナスだった。
今、思い出しても恥ずかしさで顔から火が出そうになる。
でも雪にとっては橋川を自分の方に向けるのに必死だったのだ。
雪は自分のデスクの上にうつ伏せて、ひんやりとした感触を感じながら、橋川の事を想うのだった。
< 15 / 19 >

この作品をシェア

pagetop