【いつきの小説講座】
《 「」、──、…… 》

この3つを皆さんはどのように使われていますでしょうか?

“「”が一段下げず(携帯の場合は1マス空けず)書く、ということは誰しもわかっていることでしょうけれど重要なのは“」”の部分。

例えば、




「ふぅ。珈琲でも飲むか。」




と、表記していませんか?

これは×。

この場合、




「ふぅ。珈琲でも飲むか」




というふうに最後の“。”は取りましょう。

これは余分な行為で、編集の目から見れば添削の対象となります。

一部の超大物作家であれば“作風”として受け入れられますが(有名なのは吉本ばなな先生)、一般的には添削対象となります。

次に“──”。

これは罫線(けいせん)と呼ばれるもので“間(ま)”を作ったりするときに使います。

例えば、




「──そうか!!」

俺はいくつもの違和感というピースが急速に組まれていくのを感じた。



といった感じに。

これの注意すべき点は“2本でひと組”であるというところ。
たまに“-”を使われている方を見受けられますがこれだと“--”という具合に間が開いてしまうので適切ではありません。


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