戦国LOVE
信長の落とした雑誌を拾い、その雑誌で信長を何度も叩く姫美子。「やめろ!」とベッドの隅で防戦一方の信長。その隙を見て、秀吉が部屋から出ようとする。
「ヤスくん!!!!」
姫美子の命令を受け、秀吉の前を塞ぐ家康。ゆっくりとドアを閉め、鍵をかける。
「ヤスちゃんの裏切りもの~。」
泣き顔の秀吉の顔から目線を逸らす家康。
「あんた達!!正座しなさい!!」
「はい!!」
信長と秀吉は二人声を揃え、その場に正座。腕組みをし、二人を見下ろす姫美子。姫美子の説教に対して、ただただ頭を下げて聞いている二人。家康はそっと部屋から出ていき、みんなの分のお茶を汲みに1階へと降りていく。
何年経っても変わる事がなかった幼なじみ4人の関係。これからもずっと続くと思っていた…。
しかし、このあと、姫美子を巡る、信長・秀吉・家康の恋愛戦国時代【戦国LOVE】に突入するとはまだ誰も予想だにしていなかった…。