秘密がばれても困らない

「だから着替えるの?」
「うん。萌々の分の服もあるから。安心して。」
「ありがとう♪」
「どういたしまして。あっ、着いた。」
ガチャ、ガラガラッ。
あたしは、鍵を使って開けた。
この部屋は、あたし専用だから。
「何で鍵もってるの?」
「えっ、あぁ~、この部屋、あたし専用だから。合鍵もあたしがもってる。ほら」
「えっ、ほんとだぁ~。でも、なんで?」
「理事長に話したらもらえた。」
「お爺ちゃんのバカ。何で話してくれなかったのよ!!」
「あたしがまだ言わないでって口止めしてたの。」
「え?何で」
「萌々に、話したかどうか忘れたから。」
「もぅー、美咲のばか」
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