私立白百合女学園~少女たちの秘密の園~



親友の情なのか、恋愛感情なのか、それは私には分からない。


でも、今そんなの、分からなくてもいい。




静架の、一番側にいたい。一番に、静架の喜びや楽しみを分け合いたい。


それだけで十分。







「奈緒、行くよ!」

「はいっ」


元気良く駆け出した。




この先、私たちの関係がどうなっても、

私は静架を好きである自信がある。







決意を胸に秘め、私は、静架も同じ気持ちであると良いのに…と願った。



< 106 / 238 >

この作品をシェア

pagetop