奇跡の歌姫【下】
「これ、受付どこだろ!?」
その輝の言葉に、意識を完全に戻された。
「え、輝出るの?」
輝が!?、と心の中でドタバタしているところに、もう1つ悩みの種が投げ入れられた。
「俺じゃなくて!」
私の方に向いた指先を見て、固まった。
「私?」
「そう!滅多にないチャンスだぞ!審査員はあのsayaka!もしかしたら歌手になれるかもしれない。それもsayakaの推薦で!もうやるっきゃないじゃん!」