奇跡の歌姫【下】




『今年の優勝は!』




モニターに映し出された自分の顔を冷静に見つめた。




『uta!』




名前を呼ばれた瞬間、胸の奥から温かい何かがブワッと身体中に広がった。



涙じゃなく、笑顔が出た。



安心と、喜び。



私の中にあったのはその2つだけだった。




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