奇跡の歌姫【下】



「愛歌。」



出た瞬間目の前に、差し出されたタオル。

相手は見なくてもわかる。


相手の顔も見ずに、差し出されたタオルに顔を埋めた。



「何で泣くんだ?」


「…分かんない。」


「結果発表、どうする?」


「…いらない。」


「ちょっと早いけど、駐車場行く?」


それに、頷く。


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