好きになんてなるわけねーだろ!!!
「あら、早いじゃない?裕太まだ学校よー?」
テレビから目を離さないで言うお母さんも無視して、部屋へ駆け込む。
好きじゃない、好きじゃない。
光輝は、ただの幼馴染みだもん。
付き合うとか、好きとかそんなの、必要ないんだよ。
『……意味分かんない。』
私は、ふらふらと歩き、ペタッと座り込んだ。
本当に、意味分かんない。
理解なんて、できるはずがない。
…光輝の言う通りだよ。
なんで、私怒ってんの?
なんで、学校から出てきちゃってんの?
私が、一番分かんないよーーー