好きになんてなるわけねーだろ!!!


4人で家の食卓を囲み、朝食を取る。


「さすが杏奈ちゃん!やっば美味しい…!」


喜んでくれる幸に和みながら食べた。

さっさと食べ終わった裕太はテレビゲームを始める。

幸も「一緒にやるー!」と言って駆け出した。


「杏奈、コーヒー。」

『はいはい。』


子供っぽい性格のわりに味覚は大人な光輝に、砂糖なしのコーヒーをいれる。


って、なんでこいつ人んちで和んでんだよ!!!


そう思いながらもコーヒーを出し、私も座る。


『どうする?休日だけど。』

「えー、出かけてもいいけど、あいつらあんなんだし。家で普通に過ごせばいいんじゃね?」

『はーい、じゃあそうしよう。』


そうして、特に変わったこともなく、1日はどんどん過ぎていった。

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