初恋イチゴ。˚*

変わりゆく気持ち





あれから数日


春也くんと夏恋ちゃんが話しているのは前よりは少なくなった気がする


もちろん三浦くんと夏恋ちゃんもギクシャクしたままで



みんなの気持ちがギクシャクしたままただ日にちだけが過ぎているような気がした











「最近元気ないけど大丈夫?」











あまりにも元気がなくて
考え込んでいる夏恋ちゃんを見るのが辛くて思わずそう言ってしまった











「え、全然大丈夫
ごめんね結苺」





「ううん…」











そして最近ごめんね結苺ってよく言われる

私は謝られることされた覚えないのに











「恋愛って難しいねっ」











私があえて明るくそう言うと
夏恋ちゃんはにっこり笑ってくれる











「ほんとだよね〜
結苺はさ、好きな人とか彼氏が出来たらどんなことしたい?」





「ん〜
一緒に映画みたり、制服でデートしたり…したいなぁ♪」











本当にそういうの夢だな♪


でもただの妄想なんだけどね笑"











「いいね♪
私もニコニコ笑いあって冗談も言いながら喧嘩もしながら楽しいカップルになりたいな♪」





「わ〜♪それもいいねっ♪」











でもそう言えば
三浦くんと夏恋ちゃん喧嘩してるとこ見たことないな
とても楽しそうに笑ったりはしてたけど


三浦くんもどちらかと言うと自分で抱え込んで
相手のためなら自分の意見を折ることだってする人だから
喧嘩にはならないのかも…?






でもきっとそれがダメなんだろうな


お互い譲れないものがあってもぶつかり合って
絆が深まるのが理想なのかもね











「私さ結苺には幸せになって欲しいな♪」





「私もう十分幸せだよ♪」











三浦くんが朝挨拶してくれるだけで幸せだから



それ以上を求めてしまってはこの関係は崩れるから











「私も夏恋ちゃんに幸せになって欲しいよ?」





「ありがとう♪
私ね決意したんだ。もう揺るがない
だからちゃんと決着つけなきゃね」





「うん…がんばって!!」











どうなるかはまだわからない

これでいいのか悪いのかなんてわからないだろうけど

夏恋ちゃんが決めたことならなんだって応援する

間違った道に進むなら止めるけどね?






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