聖夜に舞い降りた天使
涙で滲む視界に、抱き締めたクリスマスツリーのオーナメントの一つに何か書かれているのが見えた。


そっと指でオーナメントを挟んでじっと見つめる……





そこには……





シリアルの箱のデザインに溶け込むように

「Joyeux Noël, René ♡」

と書かれていた。















いつ気付いてもらえるかわからないメッセージを楽しそうにアンジュが書いている姿が目の裏に浮かび上がった。




















「っ……アン、ジュ……」











(臆病者の僕は……


『好きだ』とさえ伝える事が出来なかった……)






 













窓の外には僕を慰めるかのようにチラチラと優しい粉雪が降り始めていた。










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