これは絶対に恋じゃない
その時、急に悠希が私の体を優しく離し、クシャリと、頭を撫でてきた。
しかも、徐々にワシャワシャと、そうまるでペットの犬を撫でるような手付きに変わっていく。
「…ちょっ、髪グシャグシャになるから」
と、言って、顔を上げ、私は悠希を見つめた。
すると、
チュッ
と、軽いリップ音が聞こえる。
そして、目の前には、悠希の顔。
…!?
一瞬、何をされたかわからずに私はポカンとした表情を浮かべた。
…い、いまのって…キ、キス…?
そう理解した途端、みるみる染まる私の頬。