砂~限りある時間のなかで~
「みずき、可愛かったよ。」

「バカっ!」


今日は勇希のSなところを見ました。


まさか、あんな一面があるとは…。



それにしても、


かっこよかったな。


キスをしてる時の男らしくて、狼みたいな表情。


すべての体を預けたくなる。


「どうした?思い出してたの?」


「思い出してない!」


もうこの勇希、やだ。


意地悪な人だなんて、思わなかった。


と言いつつ、本当はこっちの方がいいかもと思ったりもする。


どっちがいいかなんて聞かれたら…多分答えられないな。

だって、どっちも捨てがたい。
かっこよさは変わらないから。



「じゃ、また明日!」

「また明日ね。」


今日も楽しかった。




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