最後の恋愛Ⅱ
はぁ・・・

とにかく

「お試し期間が・・・終わったら考えます。」

「おお」

そういや、本社の女の子にも手を出してるって噂だったな

本当のとこ、どうなんだろう。

この人自身が、一回だけの関係の女なんか山ほど居るって言ってたしなぁ。

そりゃ、社内の人間にだって手出ししてるよね・・

全部切ったって言ってたけど・・・本当に?

「所長、本当に半年、してない・・の・・・?」

あ、だめだ

熱上がってきてる

頭が本気でぼぉっとする

ボスンとベッドに横になって毛布を首までかぶる。

「ああ、してない。だから早くさせてくれよ。」

なんて、ふざけた顔で言う。

私は、ぼやぁっとしながら、何か、を言った。

その言葉に、大麦が目を丸くしてる。

ん・・・?

あれ・・・?

今、私、何て言った?

大麦・・・

何で、そんな嬉しそう?

思い出さないといけないし、考えないといけないけど・・・

頭の中にシャッターが降りる。

だめだ。。。

それで、私の視界は完璧に閉じた。
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