殺し屋彼女×極道彼氏



気づいたら
桜の木のある夜景の見える丘にいた






あたしは涙がでなかった


ただ呆然と桜を見ていた
これからのことなんて考える余裕なんてない、


殺されかけた恐怖も
1人ぼっちになった悲しみも
逃げてこられた喜びも感じられなかった



するとゴミステーションにあるごみ袋が動いた




「……っるしい……て、…」

あたしは何となく声がした気がしてその袋を開けた






するとそこには




女の子がいた







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