クールを演じる私【前編】

《璃流蘭SIDE》

愛里紗は真凛に感謝してた。

自分が闇に染まったのを助けてくれたと。

でも、真凛が死んでからは、愛里紗は毎日のように泣いてた。

大丈夫なのか?

流々華「りーちゃん?」

璃流蘭「何?」

流々華「あーちゃんのことで何を考えてるの?」

璃流蘭「真凛の弟がいる高校に来て大丈夫なのかね?」

翼「愛里紗も真凛の病気の事は知ってた。知らなかったのは、リルだけだ。」

愛里紗も知ってたのかよ。

璃流蘭「なら、いいけど。」

陽「それより、リーリー今日の修行は?」

璃流蘭「空手とか。ボクシングとか。」

雄哉「辛そう…。」

璃流蘭「やりたくないなら、やらなくていい。」

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