クールを演じる私【前編】
病院Ⅱ

【病院】
《流々華SIDE》

りーちゃんは、ぐったりしてる。

しかもまた、闇に染まってしまった…。

鞍馬「リー。点滴打つな。」

りーちゃんは、何にも反応しない。

あんなにも注射嫌いのりーちゃんが。

流々華「りーちゃんは、助かるよね?」

鞍馬「絶対に助ける。腹部からの出血はやばいけどな。」

北斗「それって、なんかされてたって事ですよね?」

鞍馬「想像だが、拘束されてたなら、殺すために踏まれてたとかな。」

翼「治療、してくれるといいんだけどな。」

流々華「そうだよね。りーちゃん、ちゃんと治療してくれるかな?」

鞍馬「拒否られてもするから、大丈夫。」

流々華「しばらく、私は、りーちゃんについてる。」

鞍馬「そうしてくれ。」

りーちゃん。もう、大切な人を失う悲しみは味わいたくない。

< 142 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop