クールを演じる私【前編】

ただ、強がってるだけだって分かってる。

でも、北龍の姉である真凛を私のせいで殺してしまったことにかわりはない。

だから、北龍に関わるのが嫌だった。

北斗「なんで、強がる?」

ばれてる?

璃流蘭「強がってない。ただ、私は…あなたの大事な人を犠牲にしてしまったから、もうあなたを傷つけたくないだけです。」

北斗「真凛が死んだ時は、確かに悲しかったし、真実を受け入れることができなかったのも事実だ。でも、今は、aquaを守りたいって思う。」

きれいごとにすぎない。

璃流蘭「私は、守られはしない。自分は自分で守る。」

北斗「本当に?」

璃流蘭「なんで、そんな事を聞く?」

北斗「璃流蘭がまだ、翼たちを怖がってるから。」

璃流蘭「確かに、怖いよ。Blackroseは仲間だろうと構わず裏切らせるから。」

< 159 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop