クールを演じる私【前編】
新居Ⅲ

【璃流蘭&北斗の家】
《璃流蘭SIDE》

北斗に盗聴器を仕掛けといて正解。

私の誕生日が近づいてる。

紫苑が桜蓮花をやめて事件に巻き込まれた日が近づいてる。

桜蓮花は北斗に紫苑の事を話してない。
私の口から話さない限り、北斗は知ることは、ない。

それに、何?一緒に寝ればって。
ルル、軽すぎるだろ。

ガチャ

北斗「璃流蘭⁉︎」

璃流蘭「今日は、ハガネの倉庫だったようね。」

北斗「なんで、それを?」

璃流蘭「盗聴。紫苑の事も聞いたんでしょ?私が誕生日を祝ってほしくない理由も。」

北斗「盗聴って。それに、紫苑とか言う奴の事は、詳しくは璃流蘭から聞くように言われた。」

紫苑の事を私の口から話す時は相手を信頼した時。

北斗には、まだ、話したくない。
でも、信頼はしてる。

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