カッコイイ年下君との恋愛事情

▽どあっぷ








「うへへ♡」







「よくこの炎天下で笑ってられるわね」







「これも秋くんのお陰♡」






ワイワイザワザワする校舎と体育館






ピーっとホイッスルのような音






ボールが弾む音






校舎の砂が擦り合わされる音






"頑張れー!"っと皆の声援





そんな多数の音を耳にしながら私とゆかりんで校舎の影に収まるようにして




暑い暑い直射日光から避難する








「あーあっつい。七月ってこんなに暑かったっけー」






「うーん、まあ例年通りって感じ??」





暑い暑いと連呼するゆかりんを隣に校舎の影からグラウンドへと必死に視線をやる







「あ〜サッカーしてる秋くん超絶かっこいいぃぃぃ♡」





「はいはい。良かったね」





冷たくあしらうゆかりんが気にならないくらい、グラウンドで走る秋くんに意識は集中する





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