二匹の銀龍

あれからどうやって家に帰ってきたのかは
覚えてなくて、気付いたら家のベッドにいた

外を見てみるともう明るくて

時計はAM:10:16と示されている

…10時??10時……………

やべぇ!!!学校!!!
九時で門閉まるんだろ!?

今10時じゃん!!

あー…やっちゃったよ、
んー、どうしよう

このままサボっていいものか
学校に行ったがいいのか

よし!!寝るか!!

また布団に入り寝ようとした時

ーピンポーン

…誰だよ‥眠てぇから寝よ…

ーピンポーン

………………………黙れ。

ーピンポーン、ピンポーンピンポンピンポン

だぁぁああ!!!!うるせぇ!!

何リズムのってんだよ!!

ちったぁ、迷惑も考えろや!!

内心キレながら布団から出て
玄関へ向かう

ーガチャッ

「るっせぇよ!!!迷惑も‥考え‥ろ」

「やっほ♪蓮寝起きー??」

………………

ーバタン

あれ?何故ここにアイツが?
何で家知ってんの?

ーガチャッ

「閉めないでよ〜酷いなぁ」

ドアを勝手に開けてきたのは
黒繪だった

「何で家知ってんだよ」

「ん〜?秘密〜★」

黒繪サン黒いッス

「何しに来た訳?関わんなっつったよね」

「それは総長に聞いてよ〜。僕は蓮を迎えに行ってこいって言われただけだし〜」

…あいつ何考えてんだよ
関わってもろくな事無えのによ

「てかあたし眠たいし、行かないから」

「えぇ〜僕殺されちゃう〜。」

うん。しらんがな。
あたしは眠いんだ。限界来てんだ

ドアを閉めようとしたら

ーガッ

「閉めるなんて酷いなぁ。」

ドアを手で掴まれ閉めれない

何でこんな可愛い身なりしてんのに
力強えんだよ!!!!

あ、男だからか。ふむ。

「ん〜ちょっと待ってね、」

黒繪はポケットから携帯を取り出し
どこかに連絡しだした。

「よしっ。蓮!中に入れて!倉庫連れて行かないから!」

「は?やだ」

「ケチケチしないのー」

手で握っていたドアをこじ開け
中に入ってきた

「うわっ、ちょっと!」

「お邪魔しまぁす」

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