二匹の銀龍
嫌々ながら止まった車から降りる

もう9時を過ぎたというのに
登校している子がチラホラ、

ほんとに不良校だな…。

「んじゃ、先に理事長室な」

ほんとはものすごく嫌だけど
大人しく露鬼の後をついてった

校舎の中に入ると視線が痛い

好奇心の目で見てくる
あたしの嫌いなその目で

知らないうちに手に力が入っていたのか
血が滲んでいた

あーあ…またやっちゃった…

まだ露鬼は気づいていないみたい
気づいたら大変な事になる 

しばらく歩くと
綺麗な扉が見えてくる

なんで、そこだけ綺麗なんだよ。
全部綺麗にしろよ。

と、頭の中で静かに突っ込んだ。

「理事長室がここだ」

ガチャ

ノックもせずに露鬼は入っていく

おいおいおい…

「連れてきたぞ〜」

「遅かったな。」

「わりぃわりぃ」

やっぱりあいつは変わらない、何もかも

「お前何してんだよ?早く入って来い」

「チッ」

舌打ちにがらも理事長室の中へ入ってく
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