childhood*friend 【1】



「なんでヒカリ泣かせてんの」

「なんでって、ヒカル先輩に関係ないですよね⁇」



確かに、ヒカルに関係ないね。



「あるよ」


おぅ⁉︎あるのか⁇
いや…ないだろ。

「え、なんでですか
俺とヒカリ先輩のデート中になにがあっても、
ヒカル先輩に関係なくないですか⁇」




「は、デート⁇
意味わかんね、お前ヒカリのこと好きなんだ⁇」


「はい、好きですよ」


一瞬、ヒカルの顔が引きつった。

なんで⁇


「ヒカル先輩、俺、ヒカリ先輩のこと
好きなんです
なんで邪魔するんですか⁇」



「幼馴染だから、ヒカリの」


「それだけですか⁇
ヒカル先輩って、ヒカリ先輩のこと…」


柏崎くんがそこまで言うと、
ヒカルの拳が、柏崎くんの頬に直撃した。


「いって…
ヒカル先輩、俺本気です。
ヒカリ先輩取られたくないんだったら
正々堂々勝負してください」



そう言うと、柏崎くんは、どこかへ行ってしまった。




どういうこと⁇
< 30 / 31 >

この作品をシェア

pagetop