Dream。~君と私の応援歌~


「選手権大会まで、あと3週間だ」


練習を終え、部室にみんなが集まるのを確認すると、透先輩が前に立って言った。


『選手権大会』


その言葉を聞くと、電流が通ったように背筋がピンとなる。


「選手権大会で戦う相手が決まった」


ざわつく部室内。


「どこだろうなー。緊張する」


隣にいる亮が額に汗を浮かべる。


珍しいな。こいつがこんなに緊張するなんて。



でも俺は。

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