Dream。~君と私の応援歌~


「雫……。あのさ」


俺が立ち止まると、雫が振り返った。


今しかない。

ずっと想っていた、お前の事。


「俺、ずっと前から雫のこと好きだった。」


「えっ……」


俺たちの間に初夏の風が吹く。


雫は「えっと……」と困ったように俺をみていた。


そんな姿が愛らしい。


今はあいつを支えることで、精一杯なんだな。

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