Dream。~君と私の応援歌~


授業を終えて、昼休み。


私と心春は屋上にいた。


「湊くんって、なんであんなに野球を好きな自分を封じ込めてるんだろう……」


「……綾野くんは、怖いんじゃないかな」


怖い?


何が怖いの?


「大好きだから、怖いと思うの。自分のせいで、チームに迷惑がかかったりするのが。」


「……湊くんって、野球の天才って言われてるんでしょ?」


私の言葉に心春がうなずいた。




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