ニセ笑顔【完】
カランと刀を落とした川田は、
涙でグシャグシャだった。
「・・謝る相手が違うだろ」
「う・・んっ・・ごめんなさっ・・い。・・お父さん」
しっかり目を見て言った川田。
「・・ん。お前が・・帰ってくるのをずっと待ってる。・・俺の、たった一人の娘だからな。お前を・・娘で後悔した日なんて一度もない。」
「おとう・・さんっ」
その直後、川田は警察官に両腕を掴まれ、パトカーに乗っていった。
私の上に乗った警察官が次々と退き、私も川田のように両腕を掴まれパトカーに向かって歩いた。
「・・詩兎」