つよがり[スランプ中]



準備ができた僕は階段を降りた


ザワザワと周りがざわつく









「待たせたな。」


「いや、つか、お前、白龍の鴉なのか?」










白龍か


いたな、そんなの










「いや、違う。俺は今、ただの鴉だ」





一人称が変わると同時にお互いの纏う空気が変わる










「そうか、鴉。俺が勝てばお前は死なないんだな?」


「ククッ。あぁ・・・・じゃあ、スタートだ」







俺のその合図で喧嘩は始まった
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